医療現場で働く看護師におすすめの介護系資格

間もなく日本は、団塊の世代すべてが75歳以上になる2025年問題に直面します。その結果、医療現場で働く看護師も少なからず影響を受けます。医療現場は後期高齢者により圧迫され、都市部では医療崩壊を招く恐れがあると考えられています。そんな中、これから来る2025年問題への準備として、介護関係の資格を取ろうと考えている看護師は少なくありません。
「介護福祉士」の資格は、看護師におすすめの資格です。看護師の職場は、病院やクリニックだけではありません。超高齢化社会になると、介護施設はますます人手不足になります。そのため、幅広い業務を行える人材が必要とされるので、看護師資格と介護福祉士の資格両方を持っていれば、かなり有利な条件で転職できるでしょう。かなり収入もアップすることが予測できます。介護福祉士は、食事や排せつなど身体的介助、買い物や掃除など日常生活のサポートはできますが、医療行為は行えません。ですが、看護師が介護福祉士の資格を取れば、医療行為、身体的介護、生活援助、さらに患者さんや利用者さん、または家族の方へのアドバイスなど多方面で活躍できます。
介護福祉士の資格取得前に、まずは「介護職員初任者研修」の資格を取得する必要があります。以前は、ヘルパー2級と呼ばれていた資格で、介護の基礎的な知識とスキルがあることを示す資格です。資格取得条件はおよそ130時間の講習受講、修了試験合格です。介護未経験でも取れる資格なので、介護の基礎的な知識を持つ看護師ならば、比較的簡単に取得できるでしょう。